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今回は「分離不安吠え」について、飼い主と犬の関係性①②それぞれの改善策→派生問題→解決策を深掘りしていきます。
「分離不安吠え」ですが、これは「吠える」というより「泣く」に近いでしょう。このタイプになるのは幼い頃、母親や兄弟との過ごし方が大きく関わるといわれております。一緒に生まれた兄弟でも体の成長に違いがあるように、心の成長も早い子遅い子、ひとりで平気な子、だれかとくっついていないと眠れない子など様々です。そのように親や兄弟と離れるのがちょっと早かった寂しがりやの子に分離不安吠えが多いようです。さらにここから「警戒吠え」「要求吠え」「興奮吠え」にも悪化していくタイプの吠えなので注意が必要です。それではこのようなタイプの解決策を①②それぞれでお伝えしていきます。
関係性①で取り組む改善策→派生問題→解決策
改善策
その犬への安全面や衛生面など生活環境は整っていることを前提として、犬がわがままに吠え続けているならば徹底的に無視してその場から離れます。そして黙ったら褒めてあげながら近づいていきます。
派生問題
なかなか吠えやまない、、、
解決策
このような①のしつけで重要なことは「待つ」という辛抱の時間、いわゆる根気勝負ということです。特に最初に取り組むトレーニング時の抵抗がもっとも強いでしょう。そこで根気負けすれば次回以降さらに厳しいことになるので、最初が肝心だと覚悟して取り組んでください。さらにこの時に注意すべきことは「かわいそう、、、」と感じ犬の感情に引っ張られないことです。またご家族の方からもそう思わせない事前の打ち合わせをしっかり行っておきましょう。
関係性②で取り組む改善策→派生問題→解決策
改善策
コング(*)のような知育玩具を利用しましょう。離れる前まで与えずじらし離れる時に与えてあげる。さらに離れる練習もいきなり長い時間ではなく、最初は1秒、次は3秒、5秒、10秒、30秒、1分、5分、15分、30分、1時間、3時間、8時間など少しづつ無理なく階段を登るようにレベルを上げていきます。
*「コングの効果的な使い方」はこちらをご覧ください。https://youtu.be/xVlHdlmBaDw
派生問題
吠え続けてなかなか落ち着いてくれない、、、
解決策
このトレーニングの前に十分な運動(犬がもう休みたいと感じるまで)を行ってあげましょう。またさらにゆったりした音楽やアロマなど犬が落ち着ける環境の工夫もしてあげれば効果的でしょう。