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 「子犬の頃は甘えん坊で可愛かったのに、あっという間に大きくなり威張るようになってきた、、、」「外ではおとなしいくせに、家の中では外に向かって吠えたり飼い主に命令するように吠えてくる、、、」など、吠えるでお困りの飼い主さんからよく耳にする声です。

おそらくこのタイプの犬は根が臆病なのでしょう。最初は怖いながらちょっと声を出してみたところから始まり、そのことで相手の反応を観て自信をつけ声が大きくなってきたと考えられます。例えば声を出せば飼い主が「どうしたの~〇〇ちゃん」と気にかけてくれ、外に向かって吠えれば相手が過ぎ去って行く、、、ただ通り過ぎただけなのに。このことで自分が吠えれば相手を追いやることができることを学んできたのでしょう。「自分は強い」と勘違いの学習を積み重ねてきたのです。いわゆる内弁慶です。

主張を通そうとする柴犬の男の子

このような内弁慶は飼い主の優しさを弱さととらえ、その弱い飼い主たちの家族という群れを自分がリーダーやボスになって守ろうとしているのでしょう。犬は人より今を見つめ生きていく感覚が強いようです。考え方ではありますが、犬は人より小さい体でもまるでセコムより素早い24時間家族を守る番犬になっているのです。つまり毎日毎時間ご家族を守るお仕事をしているのでしょう。

ここで飼い主側の受け止め方と今後の過ごし方で意見が分かれます。「な~んだそうだったのか」とこのことをありがたく思い、犬の仕事を理解し上手に今後もそのまま付き合っていく飼い主と、「いや、それでは近所迷惑で困る。なんとか治したい、、、」と今までの関係性を変えたいと願う飼い主で分かれます。どちらも犬と飼い主の良い関係になるためには2つの道の選択とその準備があります。ざっくり言えば①が「飼い主が犬を一生守ってあげるリーダー」、そして②は「犬と共に過ごすパートナー」の2つの道です。このことは下記のブログで詳しくお伝えしているのでそちらをご覧ください。

 

今回のテーマ「なぜ犬は飼い主より強くなろうとしてくるのか?」についてもう少し説明するとこんな感じです。動物界の中で群れを成して生きている動物と単独で生きている動物に分かれます。群れを成す動物の多くは一匹だと弱く生きていけないタイプが多いです。草食動物はほぼ群れで行動し、肉食動物でもトラのように単独行動動物もいますが、犬も人も群れていないと生きていけない動物です。その群れの中で頼りになるリーダーがいればその者について行けば安心して生きていけると思い従います。逆に誰もリーダーになるものがいなければ自分がリーダーになって群れを守ろうとします。なりたくてリーダーになったというより、自分と家族が安心して生きていくために飼い主より強くなって頭角を現してきたのでしょう。

 

犬のしつけ、出張トレーニング
(吠える、鳴く、騒ぐ、トイレ、留守番、運動不足、ストレス)
トリミング
(嫌がり、爪切り、耳掃除、シャンプー、カット、
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