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最初はたいして気にならなかったけど、最近散歩行くと近づいてくる人や犬、車やバイク、自転車などに向かって威嚇するように吠え声が強くなってきた、、、という相談は常に多くの愛犬家から寄せられてきます。おそらく全国同じようなお悩みが多いのだと想像できます。今の時代ネットや本などでいくらでも情報が入ってくるため、多くの方がとりあえず試しては上手くいかないを繰り返し、結局迷路に入りどうしたらよいかわからなくなっていられるようです。よくあるパターンとしては普段飼い主と犬の関係性が対等もしくは犬の方が上になっているのに、何かある時だけ急に飼い主が上から目線のように「マテッ!」「座れっ!」などと強い態度で犬に命令して言うことを聞かせているつもりの飼い主です。実際はオヤツがないと犬は振り向きもせず、今回のお悩みのように威嚇吠えに対しては全く効果がなくさらに問題が強くなってなってしまうのです。
それでは具体的にどのように取り組んでいけばよいのか、、、?犬と飼い主の関係性(飼い主は①犬のリーダー②犬のパートナー)によってやり方が似ているとこもありますが、根本的にはけっこう違いがあります。今回はそのコツとタイミングについてお伝えいたします。
まずはそもそも犬の警戒心とは幼少期からの社会性不足からくる恐怖心です。最初はビクビクしてちょっと声出してみたら相手が逃げて行った、、、実際はただ通り過ぎて行っただけなのに、犬は自分が声を出したことで追いやった(いい仕事したな~^^)と勘違いの学習をしていきます。これを何度も積み重ねることでどんどん吠える声も強くなっていくのです。ではそのように学習してしまった犬をどのように改善していくのかを考えていきます。
一つ目:射程距離の把握 ※まずは現状把握
たいていの犬は先方から何かが向かってくると目を見開き耳も立てて注目(ロックオン)します。そしてある距離まで近づくと威嚇吠えを始めます。まずは犬がどのくらいの距離でロックオンし、どのくらいの距離で吠えるのか?を把握してみてください。
二つ目:ロックオン段階でのアクション ※事前対策することがコツ
① の場合
まだ冷静なこの段階で犬に指示を出します。例えば「座れ」「マテ」などのコマンドを出し、前からやってくる警戒心より飼い主の命令に集中させ落ち着かせます。犬は飼い主に守られている安心感に包まれ警戒心が薄くなっていきます。
② の場合
ロックオンから威嚇が始まると興奮状態になるためなかなか聞き耳持てなくなります。ですので②の場合はロックオンしてしまう距離の前に、事前に用意した大好きなおもちゃやおやつに気を引かせます。そしてもし興奮の強い犬ならば相手が向かってくる前に方向転換して上手に逃げ去ることをお勧めします。
三つ目:威嚇吠えになってしまった場合の対処 ※起きてしまった場合の行動
① の場合
飼い主は冷静な心で強めのリードショックやボディへの刺激で犬の興奮状態を止めます。それでも止まらない場合は犬を腹ばいにさせマウントする気持ちで圧倒し叱ります。
*(感情的に)怒るではなく(冷静に)強く叱るがポイント
②の場合
叱っても犬は言うことを聞きません。②の飼い主はなるべくこのような場面にさせない工夫が必要なのですが、それでも遭遇してしまったならなるべく安全な方に率先して逃げてください。そして落ち着いたらおもちゃやおやつで楽しませてあげましょう。
いかがでしょうか?①と②ではだいぶ違いがありますが、様々な犬の問題行動に対し飼い主が取るべき行動を事前に意識してください。そのことで犬が苦手な人たちへの配慮にもなります。