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間違えやすい甘嚙みの接し方
子犬を迎えた飼い主さんには必ず訪れる甘噛み襲撃、、、(笑)
小型犬でも痛いですが、柴犬以上の大きさになってくると慣れている僕らでさえまあまあ痛いと思ってしまいます。まして初めて犬を飼った人からすれば苦労する行動の一つでしょう。そもそも甘噛みとは子犬の親しみと遊び心現れであり、かまってくれる人なら誰でも喜んでじゃれ噛みしてきます。そしてそれが成長するにつれ少しずつじゃれる人が絞られていくようになっていきます。その絞られた人というのは子犬にとっては“大好きな人”になります。つまり人見知りが始まってくるとこのように変化が始まり、これがさらに進むと家族としか遊べない子になってしまい、いわゆる“内弁慶”な子に育っていくのです。この内弁慶については別のブログでもお伝えしていますが、家族としか遊べないのに体力がたっぷりある子だと家の中で暴れ回ったり破壊行動などするようになるのでご注意ください。
さて今回は甘噛みに対して間違えやすい接し方、つまりその後の関係がおかしくなり問題行動になりやすい接し方をお伝えします。
一つ目:口をつかんでギュッと握る
<先行き考えられること>
天真爛漫すでに忘れる子ならばあまり問題にはならないのですが、気の弱い子や根に持つタイプにやってしまうと手に対して恐怖心を持ち、甘噛みから本気噛みに発展しかねないので注意が必要です。
二つ目:「いけないっ!」と強く叱る
<先行き考えられること>
このことも明るい子ならまだ良いのですが、大好きな飼い主さんに遊びを誘ったのに嫌われてしまった、、、などと、気の弱い子だと委縮や警戒で寄って来づらくなるかもしれないのでやはり注意が必要です。
三つ目:相手にせず、ただ無視する
<先行き考えられること>
しつけ方法の一つで無視は有効な面がありますが、今回の子犬がじゃれたい甘噛みをただ無視するだけだと発散ができず他に当たり散らしてしまうかもしれません。子犬のエネルギーは想像以上に元気いっぱいなので、まずは上手に発散させた後、わがままな要求に対する無視なら効果あるでしょう。
四つ目:痛くて嫌だから逃げる
<先行き考えられること>
柴犬などの中型犬以上になると甘噛みも激しくなり、迫力あるうなり声を出すので怖がって逃げる飼い主さんがいます。怖くなる気持ちはわかりますが、このことで犬と飼い主の関係性が逆に、つまり甘噛みという遊びを通じ犬の方が飼い主の上になり、怖がって逃げる飼い主を犬はまるで獲物を捕まえるよう追いかけ回します。
このような例を四つほどピックアップしましたが、似たような事例はいくつもあると思います。たかが子犬の甘噛みですが、接し方を間違えると子犬の成長に悪い影響を与えかねないのでご注意ください。
お勧めする子犬の甘噛み二つの対策
① 疲れるまでたっぷり遊んであげる
② 同じような月齢・体力のお友達とじゃれ合わせてあげる
シンプルですがこの二つを行うことで子犬の内弁慶化を止めることができ、とても育てやすい子になるでしょう。